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低圧電路用地絡方向継電器
既存の漏電遮断器のように電流の大きさではなく、電流の変化量と方向を検出することにより、地絡事故が発生した電路を確実に検出します。これにより、「漏電していない回路の漏電遮断器が動作する｣、｢地絡事故時に複数の漏電遮断器が一斉に動作する」といった漏電遮断器の不要動作を解消します。
特徴
- 地絡電流の流れる方向を判別
零相電流と零相電圧との位相を比較することによって、自回路の地絡か他回路の地絡かを判別します。 - 漏れ電流の大きい電路でも高感度に検出
零相電流の増加分を検出しているため、常時大きな漏れ電流が流れている電路でも、整定値を上げることなく高感度に地絡・感電事故を検出できます。
仕様
| 型式 | DGR-LTH【高感度形】 | DGR-LTM【中感度形】 |
|---|---|---|
| 制御電源電圧 | AC100V～AC260V、50/60Hz | |
| 動 作 時 間 | 0.1秒以下 | |
| 取 付 方 法 | 盤面取付 | |
| 適用電路／接地方式 注1 | 直接接地式電路 | |
| 適用電路／変圧器結線 | 単相2線 ・ 単相3線 ・3 相4線 ・ 3相3線（Y-△､△-Y） | |
| 適用電路／電路電圧 | 440V以下 | |
| 零相電流増加分（△IO)／感度電流整定値 | 15ｍA／30ｍA | 50ｍA／100ｍA／200ｍA／500ｍA |
| 零相電流実効値（IO)／感度電流整定値 | 100ｍA／200ｍA | 100ｍA／200ｍA／500ｍA／1A／2A |
| 対地静電容量上限値 注2 | 1.5μF | 15μF |
| 重量 | 620g | |
| 絶縁抵抗 | 電源一括と筐体間：5MΩ以上（DC500Vメガー） | |
| 耐電圧 | 電源および信号線一括と筐体間：AC2000V 1分間 | |
| テスト方式 | テストスイッチによる本器の動作確認 | |
| 復帰方式 | リセットスイッチを押す／本器の電源を一度OFFにする | |
| 動作電流 | 感度電流整定値の50％～100％ | |
| 不動作電流 | 感度電流整定値の0％～50％ | |
注1：コンデンサ接地の電路にも対応可能です。詳しくはお問合せください。
注2：ZCT設置位置より負荷側の対地静電容量が上限値を超える電路に本器を適用すると、不要動作する恐れがあります。電路条件によってはこの値を緩和できますので、詳細については下記までご連絡ください。
- 技術パンフレット（PDF：2119.4KB）
この製品に関するお問い合わせ
- 株式会社トーエネック 技術研究開発部
〒457-0819 愛知県名古屋市南区滝春町1-79 
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