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地域マイクログリッドに当社エネルギー・マネジメント・システム「ToEMS」が採用されました

2023/03/09 お知らせ

 当社が開発したエネルギー・マネジメント・システム「ToEMS(トエムス)」が、このほど、愛知県豊橋市で構築・運用予定の「地域マイクログリッド」に採用されました。この取り組みは、当社をはじめ、愛知県豊橋市、武蔵精密工業株式会社、中部電力パワーグリッド株式会社、株式会社三社電機製作所、岡谷機電株式会社、株式会社駒井ハルテック、日本ガスコム株式会社、武蔵エナジーソリューションズ株式会社の9事業者からなるコンソーシアムによるものです。なお、運用開始は2024年4月の予定です。
 同マイクログリッドは、災害などによる大規模停電発生時に、太陽光発電、蓄電池、コージェネレーションシステムなどの施設より、独立系統に切り替えた配電ネットワークを通じて特定のエリア内に電力の安定供給を行うものです。当社のToEMSは、同マイクログリッド全体の監視と制御を担います。
 当社は 、今回の地域マイクログリッドへの参画で得られるノウハウを活用し、ToEMSの機能をさらに向上させるとともに、ビルや工場などのお客さまへToEMSの提案を進め、エネルギーの見える化や、エネルギーの有効活用につながる設備の構築などをとおして、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

■ToEMS(トーエネック・エネルギー・マネジメント・システム)

 当社が独自開発したToEMS(トーエネック・エネルギー・マネジメント・システム)は、あらゆる設備の監視や制御を一手に担うことができるシステムです。汎用性の高さがToEMSの強みです。

  ToEMSの特徴は、次の通りです。

  • システム構成の自由度が高く、市販の様々な計測機器や制御機器と連携ができます。
  • 電力使用状況などの監視、見える化だけでなく「制御」ができます。
  • 当社独自の様々なソフトウエアとも連携し、エネルギー利用の最適化や設備異常診断等ができます。

ToEMS(トーエネック・エネルギー・マネジメント・システム)のマイクログリッド導入事例

■マイクログリッドとは

 マイクログリッドとは、私達が暮らす場所の近くに小規模な発電所を設置し、安定的に電力を供給する仕組みです。マイクログリッドには太陽光発電などの再生可能エネルギーの有効利用とともに、自然災害などで電力会社からの電力供給がストップした際、電力会社からの電力供給ルートからマイクログリッドに切り替えることでエリア内への送電ができるなど、多くのメリットがあります。