お客さまとの2人3脚 居心地の良い学びの空間を“創る”
愛知大学新棟Center Bldg. (センタービル)建設の電気設備
胸アツ!メンバー
※取材時の所属・役職を記載しています
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トーエネック 豊橋営業所

工事第一グループ 工事課長
稲垣 亘 -
トーエネック 豊橋営業所

工事第一グループ
安藤 克将 -
お客さま 愛知大学 豊橋総務課 課長

田辺 勝巳 氏
胸アツ!ストーリー
愛知大学の豊橋キャンパスは、1946(昭和21)年に旧制大学として創立し、陸軍第十五師団、陸軍教導学校、陸軍予備士官学校として使用されていた建物をもとに80年の歳月のなかで、改築、改修、新築による施設拡充をはかってきた。このため、キャンパス内のあちらこちらに築117年に及ぶ建物が当時の様相を残している。
歴史ある豊橋キャンパスは、2026年に創立80周年を迎えた。記念事業として2020年からキャンパス内で新棟Center Bldg.(以下、センタービル)の建設、ランドスケープ工事、既存の図書館、教室棟、厚生施設などの整備・拡張を中心としたプロジェクトが進められた。トーエネックは、この一大プロジェクトのメインとなるセンタービルの建設に参画し、全ての電気設備工事を担当した。
このセンタービルの“肝”は、フロアごとにサイズの違う吹抜けのある70m四方の大型空間からなる内装デザインと、その空間に見合う国内外から集めた上質で多彩な椅子やソファー等を揃えた居住空間である。もうひとつが、トーエネックが手掛けた「間接照明」の多用等によるお洒落な空間演出であった。また、施設内はお洒落さと併せて、徹底した省エネ対策も施された。
そこには、大学側のプロジェクト責任者である田辺勝巳氏の「学生のために」という熱い想いと、それを具体化するために奔走した豊橋営業所工事第一グループ工事課長の稲垣亘、同グループの安藤克将を中心としたトーエネックの姿があった。
稲垣は「今回のプロジェクトがスタートする時、大学のプロジェクト責任者である田辺様から『学生が居心地よく過ごせて、自然と集まりたくなるキャンパスを創りたい』との想いを聞かせて頂きました。私たちも、どうすればそれにお応えできるか常に念頭に置いて取り組みました」と振り返る。
田辺氏をはじめ大学からは『ランニングコスト(電気使用量)の削減』と『お洒落さ』の両立というテーマが掲げられた。そこで、トーエネックのメンバーは、ランニングコストを削減するための方法として、照明は必要な場所に必要な明るさを確保できれば良いと考え、照明器具の数を効率よく配置し、間接照明を多用するとともに、自然光も多く取り入れた。この他にも、3階のライブラリーフロアは常時点灯の予定であったが、可動式書棚(集密書架)エリアは人感センサーにするなど、随所に節電の工夫を凝らした。
間接照明は、築117年の陸軍第十五師団司令部建物で現存する大学記念館と同様に寄棟づくりにしたセンタービルの50mに及ぶ4階天井や、各階のトイレなどに配置した。お洒落な空間演出への大きな効果と省エネ効果の両面があった。

センタービルのロビーは間接照明と自然光によりやさしい光の空間

間接照明により落ち着いた雰囲気の施設内

天井配管に沿って直線的に設置された
スタイリッシュな照明

用途に応じて設置場所を変えられる
ショップライン照明(赤枠)
また間接照明とともに空間演出に役立ったのが、用途に応じて取り付け場所を変えられるショップライン照明だった。その他にも、キャンパス内は一部教室の天井配管や配線、設備器具をあえてむき出しのままにして、空間づくりを見て学ぶことができる教材としているが、天井配管に沿って直線的に照明器具を設置したしたことで、スタイリッシュな雰囲気を醸しだした。
田辺氏は語る「最新のホテルや商業施設などを巡り、なぜこのホテルは落ち着くのか、このお店のお洒落感はどこからくるのかなど、感じたことや気付いた点を持ち帰り、設計者、施工する皆さんに伝えました」。
田辺氏は照明にもこだわり、共用スペースや勉強スペース、リラックススペースなどそれぞれの空間の用途に応じて照明の設置場所、色温度などまで丁寧に検討をした。そこで稲垣たちは田辺氏が具体的な完成イメージを持てるように複数種類の照明器具を実際に用意して点灯状態で比較できる検討環境を整えるなど、完成イメージを田辺氏としっかり共有しながら進めた。
こうして2025年3月、愛知大学豊橋キャンパスにセンタービルが完成した。
「オープンしたキャンパスへお邪魔したら、学生の皆さんが、私たちが施工した照明器具の下で思いおもいにくつろいだり勉強したりしていました。田辺様から『学生たちがあらゆる場所を自分のニーズに合わせてセレクトし使ってくれている。これこそ私たちの望む姿です。大成功ですよ!』とのお言葉を頂きました。最初にお聞きした「居心地よく過ごせて、自然と集まりたくなるキャンパス」の言葉が脳裏をよぎり、嬉しくなりました」と語るのは安藤。その横顔は、無事に現場を収めた安心感と、社会を支え暮らしを守る当社使命の達成感に輝いていた。