入社式での社長藤田祐三の挨拶をお知らせいたします。

　本日ここに、１６３名の新しい仲間をトーエネックに迎えることができ、大変うれしく思います。ここに出席している役員はもとより、全社員を挙げて歓迎いたします。

　先日、緊急事態宣言は解除されたものの、未だ新型コロナウイルスの終息が見えていません。昨年も、多くの企業が入社式を見送る中、当社は、感染対策をしっかりとり、入社式を実施いたしました。なぜならば、入社式とその後に続く研修は、皆さんにとってとても大切な機会になると考えているからです。
　ここに集まっているのは、同期として、そして皆さん一人ひとりにとってとても大切な仲間になります。是非、顔を合わせることができる、この機会を大切にしてください。

　トーエネックの社員として、そして一社会人として第一歩を踏み出した皆さんに、心掛けていただきたいことを３点お話しします。
　１点目は、トーエネックの社員としての誇りを持って仕事をしていただきたいということです。
　当社の仕事には、配電分野と一般工事分野があります。配電分野では、電力の安定供給の一翼を担い、配電線工事を通じて社会インフラの整備に貢献しています。また、内線、空調管、通信という一般工事分野では、企業活動の発展や快適な生活環境を支えています。
　どちらの分野においても、私たちの仕事の先には地域の方々や工場やビルで働く人々の毎日の生活があり、我々はそれを支えています。これは、当社の仕事の基本となりますので、忘れないでください。
　諸先輩が仕事に対して真摯に取り組んできた結果、いま我々は地域やお客さまから大きな信頼を勝ち得ています。それを誇りにして仕事に励んでください。

　２点目は安全と健康には十分気をつけていただきたいということです。
　安全は全てに優先します。作業災害や事故を起こさず、一日一日を安全に、無事終えることが何よりも大切です。
　また、安全に仕事を行うには、身心ともに健康であることが不可欠です。学生時代とは生活の環境やリズムが大きく変わります。自分の体調やメンタルの不調が事故や災害につながりかねないことをよく理解し、日々の健康維持に努めてください。
　そして、安全は自分のため、ご家族のため、一緒に働く仲間のためであることを常に心にとめ、安全第一で取り組んでください。皆さん全員が長きにわたって安全で健康に仕事ができることを願っています。

　３点目は、トーエネックの社員として、そして社会人として、責任ある行動をしていただきたいということです。
　皆さんは今日から社会人です。社会に出れば、「新入社員だから」という言い訳は通用しません。皆さん一人ひとりがトーエネックの看板を背負っています。職場では自らを律し誠実な職務の遂行に努めてください。また私生活においても、社会のルールに反することなく、モラルある行動を心掛けてください。

　皆さんは、これからの時代を切り開く人材として選ばれました。会社、上司、そして指導員もしっかり皆さんと向き合い、責任を持って育成してくれます。困った時は、いつでも相談してください。指導員の皆さんには、新入社員が聞きやすい雰囲気づくりをお願いします。心身ともに健康でたくましい社員になっていただくことを強く期待し、私からの歓迎の挨拶といたします。