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2019年度入社式社長挨拶

2019/04/01 お知らせ

入社式での社長大野智彦の挨拶をお知らせいたします。

 本日、ここに当社の将来を担うべき140名の皆さんをトーエネックの一員として迎えられることを大変嬉しく思います。私をはじめ、ここに出席している役員はもとより、全従業員をあげて心より歓迎いたします。
 本日、新しい元号が発表されます。時代の変わり目の今、皆さんは社会人としての第一歩を踏み出す日を迎え、高揚した気持ちで、ここにおられるでしょう。夢と希望に満ちた今の気持ちをいつまでも忘れずに持ち続けてほしいと思います。

 当社は、中部電力グループの一員として、電力の安定供給という公益的使命の一翼を担っています。配電分野では、配電線工事を通じて社会基盤、いわゆるインフラの整備に貢献しています。電気、空調管、情報通信分野では、企業活動の発展や快適な生活環境を支えています。

 当社の高い技術力は、社会やお客さまから大きな信頼を得てきました。これは諸先輩が仕事に対して真摯に取り組んできた結果です。この実績は、会社にとって大きな財産であり誇りです。皆さんもこの誇りと自信を持って前向きに明るく仕事に取り組んでください。
 皆さんをこうした仕事を担っているトーエネックの一員として迎えるにあたり、社員として、そして一社会人として心掛けていただきたい3点についてお話ししたいと思います。

 まず1点目は、心身ともにタフになってほしい、ということです。
 今は景気がいい、と言われます。こういう景気とか好業績というのは永遠に続きません。いい時があれば悪いときが来ます。古い話で恐縮ですが、私自身が社会人になってからの40年余を振り返ってみると、昭和50年代はオイルショックの大不況の時でした。そのあとバブル景気という好景気が来ました。そのバブルがはじけて不況になり、それが回復して、愛知万博が開かれました。その後にリーマンショックという大不況が来ました。それから回復したかなと思ったら東北の震災でしぼみ、ここ数年再び景気がよくなってきています。
 山あれば谷あり、谷あれば山ありと言います。これからの皆さんの前には大きな山が何度も立ちはだかります。その山を乗り越えていくために、皆さんには心身ともにタフになってほしいと思います。
 そのためには、まず基本のルール、会社のルール、社会のルールを身に沁みこませ、技術・技能を自分のものとして身につけていくことが大切です。最初は単調でつまらない気がするかもしれません。しかし、基本を身につけ、確実な仕事ができるようになると、自分に自信が持てるようになり、いろいろな場面を乗り切れるようになります。
 タフになってください。

 2点目は、トーエネックの社員として、社会人の1人として、責任ある行動をしていただきたいということです。
 皆さんは今日から社会人です。社会に出れば、「新入社員だから」という言い訳は通用しません。皆さんひとりひとりがトーエネックの社員として責任ある行動をしてください。また私生活においても、社会のルールに反することなく、モラルある行動を心がけてください。

 3点目は、安全と健康には十分に気をつけていただきたいということです。安全は全てに優先します。今日、入社された皆さんの多くは、直接、工事現場で業務に携わることになります。事故を起こさず、一日一日を安全に無事終えることが何よりも大切です。
 そのためには身心ともに健康であることが不可欠です。皆さん全員がこれから長い期間にわたって安全で健康に仕事に取り組んでいただけることを願っています。

 今日から学生時代とは生活の環境やリズムが大きく変わります。
 一日も早く自分流のリズムを作り出し、心身ともに健康でたくましいトーエネックの社員になっていただくことを強く期待しています。