テクノロジーとアートの融合を目指した先駆的な大学である東京工芸大学の中野キャンパスの、本部棟が2020年3月に完成しました。当社は、同施設の電気設備工事を施工しました。
同大学のキャンパス内には、ダンスや演劇向けに壁一面が鏡になった多目的室や、作品を展示するギャラリーなどさまざまな部屋があり、芸術教育の施設ならではの造りとなっています。各部屋の用途に合わせてさまざまな電気設備を設置しました。例えば、ギャラリーの作品展示スペースには、作品を照らす狭角スポットライトと、部屋全体を照らす広角スポットライト合わせて120台を設置し、さらに床面の照度を確保するため、広角スポットライトの光を補うハウジングライトを70台設置しました。また、ギャラリーは可動式の間切により部屋内を4分割できたため、展示スペースのレイアウト、展示する作品、展示場所および展示方法などさまざまな条件に合わせて調光や調色が可能な照明制御システムを導入しました。