施工実績

災害復旧:平成30年(2018年)台風21号・24号

    工事種類
    電力供給設備工事
    施設用途
    その他
    竣工年
    2018年
    地域
    関東・東海・近畿

    現場の足跡

    【台風21号】(=写真1・2・3)

     強い台風21号が9月4日正午ごろ、四国や近畿地方を縦断しました。東海エリアも暴風域に巻き込まれ、中部電力管内では大規模な停電が発生しました。また、暴風による建設現場での機材の飛散、屋外電気設備の破損などの災害、倒木による通信ケーブルの断線、機器の転倒・破損、無線機障害などが発生しました。当社は9月5日から災害復旧体制を敷き、東海および関西エリアなどで復旧作業にあたりました。

    当社が復旧にあたったエリアで被害が大きかったのは、飛騨地方・美濃地方でした。山間部では大木が折り重なって電線に倒れ掛かっている現場も多く復旧作業が難航しました。

    当社の八幡・高山の両営業所は復旧作業開始から4日が経過した9月8日、停電が続いているエリア内に中部電力と共同で前進基地(既存の事業場以外の場所に構えた復旧作業の拠点)を設置して復旧を急ぎ、10日の早朝に復旧作業を完了しました。

    【台風24号】(=写真4・5)

     21号に続いて、強い台風24号が9月30日の夜中に和歌山県から東海・北陸・東北に抜けるコースで縦断し、東海エリアも影響を受け、中部電力管内で再び大規模な停電が発生しました。高圧化マンションの停電、既設工場内でのケーブルラックや幹線ケーブルの落下、停電による工場生産ライン停止などの災害や、暴風による通信障害などが発生しました。

    当社は10月2日から災害復旧体制を敷き、関東・東海・関西の広いエリアで復旧作業にあたりました。

    被害が大きかったのは、三河地方・静岡県西部地方でした。太平洋沿岸部から市街地まで広範囲に被害が及び、停電で営業できない店舗や幹線道路の信号が停止している場所も多く見られました。住宅街の中で電柱が倒壊している現場もあり、近隣にお住いの方から当社の作業員に対し、激励や感謝の声をかけていただく場面もありました。総力をあげて復旧を急ぎ、6日の夕方に復旧作業を完了しました。

    今回の復旧作業は21・24号合わせて全社で延べ19,000人を動員しました。

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